秋田県産さつまいもが甘くなる理由|キュアリング熟成のこだわり

秋田県産さつまいもが甘くなる理由|キュアリング熟成のこだわり

2026-04-14

秋田県産さつまいもが甘くなる理由|キュアリング熟成のこだわり

干し芋のおいしさを引き出すために


干し芋のおいしさは、さつまいもそのものの『質』で決まります。
自然の便りの干し芋に使うさつまいもは、秋田の農家さんが栽培した厳選された素材を使用しています。

さつまいもの収穫は、秋。
しかし、収穫したばかりのさつまいもが、すぐに一番甘い状態というわけではありません。

収穫後に時間をかけて熟成させることで、でんぷんが糖へと変化し、自然な甘さが引き出されていきます。

一方で、さつまいもは寒さに弱く、冬の環境では品質が落ちやすい繊細な作物です。
そのため、美味しさを保ち、さらに引き出すためには、温度と湿度の厳密な管理が欠かせません。

自然の便りでは、専用の保管庫で温度と湿度を一定に保ち、さつまいもを最適な状態でじっくりと熟成させています。

そして、甘さが最大限に引き出された“最高の状態”のさつまいもだけを使い、自然の便りの干し芋はつくられています。


実は、さつまいもに向いている秋田

さつまいもの産地といえば、鹿児島県や茨城県が有名です。「なぜ秋田でさつまいもなの?」と、不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし今、秋田のさつまいも作りが大きな盛り上がりを見せています。

その背景にあるのが、地球温暖化による栽培適地の北上 と、『秋田が誇る豊かな土壌』です。もともと米どころとして知られる秋田の肥沃な大地は、作物を育むエネルギーに満ちており、さつまいも栽培においても大きなプラスに働いています。

この「大地の力」に、秋田特有の「厳しい寒暖差」が加わることで、さつまいもの糖度はぐんぐんと上昇します。肥沃な土で力強く育ち、寒暖差で甘みを蓄えた秋田産のさつまいもは、その後の熟成によってさらに深い甘みが引き出される、非常に高いポテンシャルを秘めているのです。

こうした流れを受け、2025年7月には「秋田県さつま芋協議会」が設立されました。 県内5つの生産団体や流通業者、そして行政が一体となり、品質向上と産地化に向けた本格的な取り組みが始まっています。

その勢いは数字にも表れており、2024年度は約7万キロだった出荷量が、2025年度にはその約4倍が見込まれるほど、産地としての勢いが増しています。有名産地にも負けない「秋田ブランド」のさつまいもが急成長しています。

シーズンは秋、でも年中お届けしたい

実は、収穫した直後のさつまいもはデンプンが主成分で、甘みはまだ控えめ。これを15度~16度位の一定環境でじっくりと貯蔵することで、内部のデンプンが「糖」へと変化し、甘みと旨みが凝縮されていきます。

この『熟成』には2〜3ヶ月という時間が必要ですが、その過程を経ることで、甘さは収穫直後とは比べものにならないほど高まります。丁寧に時間をかけて寝かせることが、素材本来の『おいしさ』引き立たせてくれます。

しかし、ただ保存すれば良いわけではありません。 収穫したてのさつまいもをそのまま置くと、品質は刻一刻と落ちてしまいます。これは収穫時についた微細な傷から菌が侵入し、腐敗の原因になってしまうからです。

この劣化を防ぎ、長期保存を可能にするために欠かせないのが『キュアリング』という工程です。


キュアリングとは

キュアリング(Curing)とは、収穫後のさつまいもについた微細な傷を、さつまいも自らの力で治癒させる処理のことです。英語の "cure"、つまり「傷を治す」という意味です。
収穫後、高温多湿の環境に4日間程度置くことで、皮の下にコルク層が形成されます。このコルク層が傷口を塞ぎ、病原菌の侵入を防いでくれるのです。
キュアリングが完了したら、適切な気温・湿度を保ちながら長期貯蔵に移行します。この処理をきちんと行うことで、さつまいもは1年を通じて良質な状態を保ち続けることができます。

秋田の旬を、いつでもあなたのもとへ

『自然の便り』では、さつまいもの鮮度とおいしさを最大限に保つため、こだわり抜いた管理機能を備えた保管庫を導入しています。

私たちのこだわりは、素材が持つ『自然の味』をいかに引き出すか。 厳選された高品質な作物を、余計なものを加えないシンプルな加工で仕上げることで、大地が育んだ本来の美味しさをそのままお届けしています。

秋田の豊かな自然から届いた贈り物を、『最高の状態』でお楽しみください。